順天堂大学医学部附属 練馬病院
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センター長ご挨拶
 
 平成22年4月より順天堂大学医学部附属練馬病院は、東京都認定がん診療病院に指定されました。今回、東京都では地域がん診療拠点病院が14、東京都認定がん診療病院が16指定されましたが、練馬区内では当院が唯一指定を受けました。近隣の杉並区、中野区、世田谷区には指定病院がなく、区西北部では他に日本大学医学部附属板橋病院、帝京大学医学部附属病院の2病院が地域がん診療拠点病院に指定されましたが、どちらも当院からは離れており、当院の周辺には東京都より指定されたがん専門病院はありません。東京都からの指定を受けたことで、練馬区を中心とした周辺地域のがん診療の中心拠点としての重責を担い、がん診療に対して積極的に活動を行っていきます。  
花澤喜三郎
センター長
花澤 喜三郎
 実際の診療では、今まで近隣医療機関にはないPET検査によるがんの早期診断、最新治療装置によるがん放射線治療に力を注いできましたが、今後はさらに現在のがん治療の問題である緩和ケア及びがん患者相談支援の充実を図っていきます。がん患者相談支援のために地下1階のがん治療センターの改装を予定しており、がん治療連携室・患者相談室をより快適な空間になるようにしています。また、がん治療の大きな柱となるがん化学療法を外来にて快適に行うために1階化学療法室の改装を予定しています。また、2009年10月より臨床心理士、2010年4月より看護師長が当がん治療センターに配属されました。
 今回、当院と同時に順天堂大学医学部附属順天堂医院も地域がん診療拠点病院に指定されました。これからも順天堂医院との関係を密にして先進のがん診療を行っていきます。
 
スタッフ紹介
 
東京都認定がん診療病院とは →東京都福祉保健局
 
 都民に高度ながん医療を提供するため、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有し、「東京都認定がん診療病院」として東京都が独自に認定した病院。
  当院での主ながんの診療活動
 
化学療法室の充実
PET検査によるがんの早期発見
最新治療装置によるがんの早期治療
がん治療連携室・患者相談室の充実
・患者・家族交流会の支援・充実
・緩和ケアの充実
・院内がん登録の実施
 
化学療法室
 
がんの治療に占める化学療法(抗がん剤を用いる薬物治療)の役割は、近年増しております。特に外来で通院しながら抗がん剤の点滴治療を受ける患者さん数が増えています。化学療法室では、安全面を重視した(医師・看護師・薬剤師のチーム医療)、また患者さんに快適に点滴を受けていただける点滴室(化学療法室;抗がん剤の紹介冊子、卓上テレビ、室内音楽、絵画など)を整え、安全面に配慮した、快適な環境で、化学療法を受けていただいています。専任の看護師・薬剤師をそろえ、専用ベッドを12床有し、電子カルテを用いた運用を行っています。治療件数は開院以来増加しており、平成22年1月には298人にのぼっています。開院6年目を迎え、今後も最良のサービスを提供できる化学療法室となるよう職員一同努めてまいります。

  化学療法室 入口
化学療法室内部
  外来化学療法室をご利用の患者さんへ
外来診察の予約のある方 外来診察のない方 お問い合わせ・連絡先 よくある質問について
 
放射線治療
 
最新の医療機器を導入いたしました。特にコーンビームCTの導入により、腫瘍の位置を動画で確認し、病巣にのみ絞って多方向より照射できる、いわゆる体に優しい放射線治療が実践できます。   リニアック
リニアック
 
放射線診断
 
がん治療センター内に併設されているRI室にはPET装置も備え、がんの存在診断や転移・再発診断、そして治療効果判定にも有用です。同RI室のガンマカメラや放射線画像診断センター内のCT・MRIも、同様に『がん診断』を通じて『がん治療』をバックアップいたします。
PET
PET
PET検査について
CT
CT
MRI
MRI
  診療機能
  【我が国に多いがん】
対象疾患 使用しているガイドライン等
肺がん・縦隔腫瘍 肺癌診療ガイドライン(日本肺癌学会)、放射線治療計画ガイドライン、肺癌取扱い規約
胃がん・胃腫瘍 胃癌治療ガイドライン(日本胃癌学会)胃癌取扱い規約
大腸がん・大腸腫瘍 大腸癌治療ガイドライン(日本大腸癌学会)、放射線治療計画ガイドライン、大腸癌取扱い規約
肝がん・肝腫瘍 肝癌診療ガイドライン(日本肝癌学会)、放射線治療計画ガイドライン、原発性肝癌取扱い規約
乳がん・乳腺腫瘍 St..Gallenコンセンサスミーティング、乳がん・乳腺腫瘍:乳癌治療ガイドライン(日本乳癌学会)、放射線治療計画ガイドライン、乳癌取扱い規約
【主ながん】
対象疾患 使用しているガイドライン等
食道がん 食道癌診断治療ガイドライン(日本食道学会)、放射線治療計画ガイドライン、食道癌取扱い規約
膵がん・膵腫瘍 科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン(日本膵臓学会膵癌診療ガイドライン作成小委員会)、放射線治療計画ガイドライン、膵癌取扱い規約
前立腺がん 前立腺癌診療ガイドライン(日本泌尿器科学会)、放射線治療計画ガイドライン、前立腺癌取扱い規約
膀胱がん 放射線治療計画ガイドライン、膀胱癌取扱い規約
腎がん 腎がん診療ガイドライン(日本癌治療学会)、腎癌取扱い規約
子宮がん 子宮体癌治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会)、放射線治療計画ガイドライン、婦人科癌取扱い規約
小児腫瘍 放射線治療計画ガイドライン
頭頸部腫瘍 放射線治療計画ガイドライン、頭頸部癌取扱い規約
血液腫瘍(白血病、リンパ腫など) 造血幹細胞移植ガイドライン(日本造血細胞移植学会)、放射線治療計画ガイドライン
【その他のがん】
対象疾患 使用しているガイドライン等
脳腫瘍 脳腫瘍取扱い規約(脳腫瘍全国統計委員会・日本病理学会)、放射線治療計画ガイドライン
骨軟部腫瘍 軟部腫瘍診断ガイドライン(日本整形外科学会)、放射線治療計画ガイドライン、悪性骨腫瘍取扱い規約、悪性軟部腫瘍取扱い規約
皮膚腫瘍 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン(日本癌治療学会)、放射線治療計画ガイドライン、皮膚悪性腫瘍取扱い規約
胆嚢がん・胆管がん 胆道がん診療ガイドライン(日本癌治療学会)、放射線治療計画ガイドライン、胆道癌取扱い規約
尿路がん 放射線治療計画ガイドライン、腎盂・尿管癌取扱い規約
精巣がん 放射線治療計画ガイドライン、精巣腫瘍取扱い規約
卵巣がん 卵巣癌治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会)、放射線治療計画ガイドライン、卵巣癌取扱い規約 
原発不明がん 放射線治療計画ガイドライン
性腺外胚細胞腫瘍 卵巣癌治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会)、放射線治療計画ガイドライン、精巣腫瘍取扱い規約、卵巣癌取扱い規約
眼腫瘍 放射線治療計画ガイドライン
 
がん治療連携室・患者相談室
 
がん治療連携室・患者相談室では、がんの治療について知りたい、今後の療養や生活のことが心配、気持ちが不安定でつらい等、がんの医療に関わる質問や相談に、面談や電話にて対応させていただきます。
たとえば、このような相談があります。
がんについて、もっとお知りになりたいとき
  • 「がんかもしれないと思う症状があるのですが、怖くて病院へ行けません。」
  • 「どこの病院の何科を受診したらいいでしょうか?」
がんの治療についてお知りになりたいとき
  • セカンドオピニオンについて教えてください」
  • 「主治医とうまく話せません。どうしたらいいですか?」
  • 「抗がん剤の副作用が心配です」
  • 「痛みがあってつらいです」
  • 「緩和ケアについて教えてください」
一人で抱え込んでいらっしゃいませんか?
  • 「何も考えられなくて頭が真っ白です」
  • 「誰にも相談できず、不安で仕方ありません」
あなたの家族もお支えします
  • 「がんのことを本人に知らせても大丈夫か心配です」
生活で困っていることはございませんか?
  • 「仕事はどうすればいいでしょうか?」
  • 「治療はどれくらいの日程で、どれくらいの費用がかかりますか?」
  • 「むくみが強くて困っています」
  • 「退院後、家族がいない時間があってその間が心配です」
  • 「在宅で活用できるサービスはどのようなものがありますか?」
 がんに関するさまざまな悩みやご自分の身体のことを打ち明けたり、相談することには抵抗があるかもしれませんが、ご相談いただいた個人的な内容が外に漏れてしまうことは一切ございません。
 ご相談者の不安の軽減や心配事の改善に役立てるよう、取り組んでおります。お気軽にご相談ください。
 
対象:
ご本人、ご家族、医療関係者など
(がんに関する相談であれば当院での受診の有無は問いません)
相談担当:
看護師
臨床心理士
受付日時:
月〜金曜 9〜15時
(土日祝除く)
お問い合わせ:
03-5923-3247
  がん治療連携室患者相談室
  セカンドオピニオン
 
セカンドオピニオンとは
 患者さんが主治医(かかりつけ医)から勧められた治療法を選択するにあたり、納得して治療を受けられるよう、主治医(かかりつけ医)以外の医師の意見を求めることです。

対象者
・主治医(かかりつけ医)から病名や治療方針の説明を受けられている患者さん。
・原則は患者さんご本人ですが、患者さんの同意があればご家族の相談も可能です。
*病名、病状によってはお受けできない場合もあります。

必要書類
主治医(かかりつけ医)の診療情報提供書(紹介状)、検査資料。

料金
30分まで10,500円 、超過料金30分につき10,500円。

セカンドオピニオン実施までの流れ
  1. 患者さんは主治医(かかりつけ医)にセカンドオピニオンを受けたい意志があることを伝えます。
  2. 患者さん(ご家族)、もしくは主治医(かかりつけ医)からのセカンドオピニオンの申し込みを医療連携室にて受け付けます。
  3. 医療連携室が担当医を選定し、来院日時を設定します。
  4. 医療連携室より患者さんに来院日時をお知らせします。
    必要書類の準備をしていただきます。
  5. セカンドオピニオン実施。
セカンドオピニオン受付窓口
医療連携室
電話:
03-5923-3111(代表)
受付時間:
月曜 〜 金曜     ・・・9時〜17時10分
土曜(第2土曜を除く) ・・・9時〜13時
 
患者・家族交流室
 
 地下1階にがんに関する情報収集を行えるスペースをご用意いたしました。
 各種がんや療養情報の冊子、当院がんに関連する部門のリーフレット、ウィッグや栄養などのがん患者さんやご家族に役立てるような情報をご用意しております。
 がん治療センター受付にお気軽にお声がけください。
  患者家族交流室
  緩和ケア室 室長ご挨拶 田邉 豊
 
 緩和ケアは、がんと診断された時点から必要と考えられています。不安や恐怖などを経験するかもしれません。また、心や身体の痛み が出現することもあるかもしれません。いろいろなことを苦痛と感じることは、決して異常ではありません。いろいろな苦痛を軽減させ、患者さん一人ひとりが“如何に生きるか”を目指すケアが非常に大切となります。
 もちろん、患者さんの家族の心の苦痛のケアも必要です。そのサポートをするのがわれわれの役割・医療です。
 当院の緩和ケアは、チーム医療として取り組み2007年7月に発足しました。ペインクリニック医師、メンタルクリニック医師、緩和ケア専門の看護師、薬剤師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、理学・作業療法士が担当し、患者さんを中心に担当医や病棟看護師をサポートいたします。
 現在は、原則として入院中のがん患者さんに限っておりますが、何か不安や心配なことがありましたらまず、がん治療連携室・患者相談室にご相談ください。
 
写真:田邉 豊
緩和ケア室 室長
田邉 豊
  緩和ケア外来のご案内
 
 緩和ケア外来は、完全予約制です。窓口は、がん治療連携室・患者相談室になります。ご相談内容をお伺いし、相談内容に応じて外来日を予約し、受診していただきます。
 入院している患者さんや家族に関わらず、外来の患者さんやご家族のご相談にも応じています。外来は、緩和の専門医師・看護師、臨床心理士が担当していますので、窓口へお問い合わせください。
 
緩和ケアチームについて
  イラスト:緩和ケアチームについて
 患者さんのさまざまな苦痛に対処できるように、多くの専門職種で対応しています。
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